ジャンルを超える音楽制作活動
- 江井愛
- 4月30日
- 読了時間: 2分
更新日:5月25日
中井ゆうさんは、多才な音楽家であり、その音楽制作活動はジャンルを超えて広がっています。彼は幅広い活動を通して、独自の音楽世界を築いています。

中井ゆうさんは大阪の生まれ育ちで幼少期から音楽に親しみ、小学校の担任の先生の家でレコードを聴かせもらっていたようです。ある日、さだまさしのレコードを聴くつもりが間違ってかかったビートルズの方に気が行ったそうで、高校生の頃まさにそのビートルズの影響でギターを始めたことが彼の音楽活動の礎となりました。
京都・龍谷大学在学中にはNHK大阪のTV特別番組に出演し、大阪パフォーマンスドール歌唱のオリジナル曲で優秀賞を見事受賞。打ち上げの席においても審査員であった作曲家の三木たかし氏と作詞家の荒木とよひさ氏に賞賛してもらい自信を与えられたそうです。このこともきっかけとなり、卒業後は音楽家として活動を始めました。20代はイベントやライブレストランでのジャズ演奏を中心に数々のセッション・バンドサポート・レコーディングに参加していました。
1998年に結成したボサノバユニット<のマド>では6枚のCDをリリースし、代表作はFM802のリクエストチャートにもランクインしました。『ちょっとシットしてしまいます------』とチチ松村氏も絶賛したエピソードは有名です。 当時のカフェブームを牽引した『TOKYO BOSSA NOVA』等のコンピレーションアルバムにも参加しています。
過去、MBSやFM802を中心にTVラジオ番組テーマも制作。近年では映画「婚前特急(吉高由里子主演)」のサントラや、TVドラマ「翔べ!工業高校マーチングバンド部(佐藤二朗主演)」、ソニーPlayStation4「anywhereVR」で作編曲とギターやウクレレを弾いています。 彼の音楽制作活動を支える強みの一つは、豊かな文才です。SNSやコラムの文章には定評があり「ずっとブレてることだけはブレてない!」なんて冗談として書かれていますが、彼の言葉の韻を意識した遊び心たっぷりの作詞と、繊細かつ大胆な作曲のスタイルは、実は活動初期からブレていないようですね。聴く人の心に柔らかく感動を与えます。ファンとのコミュニケーションを大切にされる中井ゆうさんの音楽制作活動は、ジャンルを超えて多くの人々に支持されています。彼の優しくも独創的な音楽世界は、聴く人々の心を豊かにし、新たな音楽体験を提供しています。彼のこれからの活動にも期待したいところです。 (文・江井愛)



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