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〜優しく温かなJ-bossaの夜〜大阪・天満Zzjaja公演レポート

  • 江井愛
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

2026年3月2日(月)、大阪・天満にあるジャズハウス「Zzjaja(ズヤジャ)」で、シンガー・ギタリストの中井ゆうさんの弾き語りライブが行われました。今回は特別ゲストとして、サックスとフルート奏者のヤマカミヒトミさんをお迎えし、貴重な共演が実現しました。平日の月曜日にもかかわらず、多くのお客様が足を運んでくださり、とても温かな雰囲気に包まれた素敵な夜となりました。


中井ゆうさんはJ-bossaを中心に、甘く優しい歌声と日本語詞の世界観で親しまれているアーティストです。ご自身のオリジナル曲とスタンダードナンバーを織り交ぜながら、ゆったりとしたトークを交えて演奏を進められました。今回の共演相手であるヤマカミヒトミさんは、中井さんの過去のレコーディング(FSU1+2)にも参加された方で、彼女のサックスとフルートのフレージングは、まるで言葉を交わしているような自然な対話感を醸し出します。観客の皆さんを魅了する素晴らしい演奏でした。


特に印象的だったのは、ヤマカミさんの音色と表現力です。さまざまなジャンルに精通したトリリンガル的なセンスで、エモーションと知性のバランスが絶妙でした。中井さんの音楽世界を「ちょうどいい温度」に整えてくださるようで、リハーサルからアンコールまで、終始感動が続きました。中井さんご自身も「自分の音楽イメージをここまで具現化してくれるホーンプレイヤーと出会えたことが本当に嬉しい」とおっしゃっていました。


セットリストは以下の通りです(弾き語りスタイルが中心でした)。


1st set

1. ネコみたい(中井ソロ)

2. エクレア(中井ソロ)

3. caramel song(インスト)

4. そよ風のサンバ

5. C'est si bon

6. イパネマの娘

7. 恋人blue


2nd set

1. 胸さわぎのハンナ(中井ソロ)

2. イカのサンバ(お墨付き)

3. Everything happens to me

4. Desafinado

5. 嘘つきショコラ

6. お金の好きな女の子(アンコール)


全体を通してゆったりとしたテンポで進行し、中井さんの軽妙なトークが会場を和ませてくださいました。特に印象に残ったのは「C'est si bon」の間奏後、「saxヤマカミ〜!」と呼びかけた後に歌詞の「ヒトミ〜がぁ大きく〜♪」へ繋げるという粋な仕掛けです。狙い通り決まれば素敵な演出になったはずですが、この日は共演者の名字を呼び捨てにしただけに聞こえてしまい、中井さんご自身が「不躾な人になってしまった」と笑っておられました。


進行に少し無駄があったり、トークで舌が回らない瞬間もあったようですが、中井さんは「僕等が先に楽しくなっていれば、お客さん達も楽しくなるでしょう?」という持論を披露され、無事にライブを締めくくられました。


終演後、中井さんとヤマカミさんは道頓堀の老舗うどん店「今井」本店で遅めの昼食(実質ディナー)を楽しまれました。中井さんはざる蕎麦に紅葉おろしを合わせた「今井スタイル」を召し上がり、ヤマカミさんはぼっかけうどん(鶏卵と海苔の温うどん)をお召し上がりになったそうです。


平日にもかかわらずたくさんのお客様が集まり、二人の息の合った演奏が心に響きました。J-bossaの優しい世界がしっかりと伝わった、大阪らしい温かな一夜でした。

 
 
 

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